2014-01-01から1年間の記事一覧
これまで研究してきた日本文化の根底に流れる思想を図式化しました。 地形や気候など日本の風土。 文化。 祈り。 お正月や月見などの歳時記。人の一生。衣食住。美術、工芸。和歌などの文学。茶道、華道など道となるもの。能、文楽など芸能。 そして粋、数寄…
祝箸 お正月には両端が細く中央が丸くなっている柳のお箸を使います。 片方はわたしたち、もう片方は神様がいただかれるため 両端が細くなっています。 神様と一緒にお食事をいただき福をまねくおめでたいお箸です。 材は柳。柳は「木」に「卯」と書きます。…
この日をさかいに長と転じる 今年の12月22日はとても特別な日です。 二十四節気では冬至にあたり、お月さんの満ち欠けにおいては朔、新月です。冬至は一年中で最も夜が長く、この日をさかいに徐々に日が長くなっていきます。 また、お月さんも新月から満月に…
山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う 幸せはどこにあるのでしょう。山の向こうにみつかったのでしょうか。
きれいなな 飛んでみようか うわ〜きもちいい おっと 飛んでみたり ちぢんでみたり 休んでみたり 走ったり いろいろある
京都西山の苔寺にほど近いところに苔香居がありました。 名のとおり苔の香りがここちよいお庭。よせていただいた季節は紅葉真っ盛り。苔ともみじのコントラストが美しい茶室で一服いただきました。 一年に2回、5月の新緑のころと紅葉の季節に虫干しの会を開…
こんなかんじでいいのか〜 からだを動かすこととはこういうことだったのかと 気ずかされる。思考はとまり目の前のことに没頭した。
清められ 新しい自分と巡り逢う 上賀茂の森に遠慮がちに立ちはいる。ここには山の神がいなさる。平安時代 葵祭の夜 斎王さまは森の中で神さまと一晩お過ごしになられた。 さぞかし心細く、恐ろしかったであろう。 忘れめやあふひを草に引きむすびかりねの野…
山菜むかごを摘んできました。 零余子飯は晩秋の季語として俳句にもよくでてきますが むかごを知ったのは山登りをはじめたつい最近のこと。つるになる山芋です。 自然をまるごといただくことの素晴らしさは格別です。鉄分やカリュウムが多く、デトックスにも…
森の中は生き残り大作戦! ハンモックでゆらゆらしていると木々の合間に生き残りの千恵がみえてきた。 植物は人間のように足がない。そう簡単に移動はできない。 環境にあわしながら、一言もものをいわず、対応していく。 そのスピードはゆるやかで何年もた…
こんな紅葉の見方ははじめて 松尾大社から月読み宮を参拝して松尾山〜嵐山に向かいました。わたしは京都に生まれ京都に育ったせいか わざわざの紅葉鑑賞はしたことがありません。よって 有名な嵐山の紅葉の錦というのをみたことがなかったのです。 しかしな…
ほっこりするな 新しく建て替えられた鴨川沿いに建つホテル。リッツ・カールトン京都のテラスは至福の時間が流れる。ついさっきまで家でまとめものをしていたのに。 午後の3時。ホテルおすすめのピエール・エルメ・パリのベリーのマカロンをいただきながらカ…
最高ジョ 山登りは気持ちいい。頂上でのこんな瞬間はとても幸せな気分になる。行きましょう山へ
風薫る五月というけれど ほんまにそのとおりな季節。葵祭を前に京都にある平安女学院に出前講座に行ってきました。 わたしの仕事はといいますか 活動は 葵祭に使う「葵という草」のことを伝える活動です。 この日も葵ポットと桂の木を切ってバケツにいれて女…
自然の中で 昼下がり参道から少しはずれて山の小道へと進んでみる。 しばらく行くとそこには平らな土地がひろがっていた。 何の跡でしょうか?こんな人が踏み入れないところに。 何か祭事でもしていたのでしょうか。落ち葉が一面にひろがりその落ち葉を踏み…
あらら 春がきたような 二月第二の子(ね)の日の神事。平安時代に宮中の年中行事として行われていた「子の日遊び」を神事化したもので、神職一同、御阿礼(みあれ)野と呼ばれる場所にあった神館(こうだて)跡の壇に出でて小松を根引きとし、それに燃灯草…
陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり庭の残り雪がとけると 蕗のとうが芽ぶいていました。まあかわいい。今年もちゃんと顔をだしてくれました。 天ぷらもいいな。刻んでお味噌に混ぜてみりんとお砂糖少々加え蕗味噌にいたしましょう。お酒のあてにい…
美しいものとの出逢い 葆光彩磁草花文花瓶 板谷波山 大正6年(1917)波山のつくりだした葆光釉(ほうこうゆ) エレガントで上品。格調の高さが際立ちます。職人から芸術家へ。 発明というものが大きく人を感動させるのかもしれません。この日京都から東京に…
春の気立つを以って也 京都では細雪の立春となりました。 今年は1月31日が朔(新月)。旧暦の1月1日となります。立春は朔に関係なく定められるため、多くの年は1日になりません。ただし約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日になる年があります(…
ふるとしは 一夜へだゝる ながめとて 昨日の雪も かすむ山のは 本居宣長先生の短歌をおもいだしました。今朝 窓を開けると、山々が白く、雪かなと見間違えた景色は 霞が立ちこめていたのでした。季節も冬から春へとかわっていくのですね。 今日は冬と春の節…
今にもおちそうなしずくの中に春が見えた 京都御苑を西にとって行くと樂美術館がある。 五代宗入作 黒樂茶碗 銘 梅衣があった。宗入は光琳、乾山とは従兄弟関係になる。]映画 利休にたずねよ。に使われた 長次郎作 黒楽茶碗 銘 万代屋黒 ( もずやぐろ ) もあ…
陶器肌におもわず魅了される 皇帝も愛した、夢のアイボリーホワイト定窯は河北省 北のほうです。中国の白磁窯であり、宋代五大名窯の一つに挙げられます。詳しくは古今陶催にて紹介しております。 http://kokontousai.blog.fc2.com/
冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也 上賀茂神社の手水の滴も凍っておりました。 一年間で最も寒い時期。 大寒の日の朝に汲んだ水を「寒の水」と呼び この時期の水は雑菌が少なく、体に良いとされており 酒や味噌を仕込みます。最近お酒をたしなむように…
(人日は古代中国の占いに由来し、正月1日から鶏、狗(犬)、猪(豚)、羊、牛、馬の順に獣畜を占い、7日になって人の占いを始めたことによる)この日、青馬(白馬)をみた。笑顔の一年になりそうやわ 上賀茂神社では宮中行事の白馬節会を神事にした「白馬奏…
冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也 二十四節季 23節 お正月もあけ、春支度へと向かいます。とはいえ もっとも寒さが増す季節。 お正月のあいだ 今年の抱負や やりのこしたことや・・・。いろいろとかかえて悩める頃。凍てつく寒さがひと…
冒険の旅にでかけましょう。 新年を迎え 謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆々様にとって幸せな一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。 旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。甲午の今年、…
京都三大祭「葵祭」に飾る葵を育て 葵の森の再生をしています。 京都の洛北 世界文化遺産上賀茂神社に事務所を置きます 葵プロジェクトの活動をしています。その過程で自然を愛しむニッポンの心を伝えています。 動画でご紹介 https://www.youtube.com/watch…