葵(あふひ)の素敵なめぐり逢い

世界文化遺産上賀茂神社で葵を育て文化を伝承する葵の講師「高瀬川薫子」の活動

歳神さまといただく特別なお箸

祝箸

お正月には両端が細く中央が丸くなっている柳のお箸を使います。
片方はわたしたち、もう片方は神様がいただかれるため 両端が細くなっています。
神様と一緒にお食事をいただき福をまねくおめでたいお箸です。
材は柳。柳は「木」に「卯」と書きます。「卯」は東の方角。日のいずる方向。一年のはじまりを意味します。「卯」は「茆bou」に通じ万物が茂り豊作になることを祈ります。柳の木肌は白く清浄であることを併せ持ち、頑丈であるためお正月の祝い箸にはかかせない木なのです。

写真は近江でつけてもらった発酵食品、鮒ずしを細く切ってみました。

来年の歳神さまは庚(かのえ)の方角(西南西)にいらっしゃいます。初詣はそちらの方角に行かれと大きな福をいただけるでしょう。