葵(あふひ)の素敵なめぐり逢い

世界文化遺産上賀茂神社で葵を育て文化を伝承する葵の講師「高瀬川薫子」の活動

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

蓋物

高橋道八作蓋物。おそらく7代。朱の色にくすみ色を使い、なんとも落ち着いた、堂々とした碗であろう。 茶道具を主に作ってきた窯元としてはめずらしい、蓋物である。 碗の蓋。このはりはそのひとの個性がでる。のびやかにはったフォルムは中にうましものがつ…

京都御苑の梅

梅の蕾が膨らみはじめました。春はもうすぐそこに。 花をみているわたし。花もわたしをみている。 こんな土曜日の昼下がりは、鳥たちにまじって飛び石をとんでみたくなりました。枝にとまる鳥。 枝には羽根もなく空を飛ぶことはできません。蕾を膨らませて薫…

小山薫堂さんの仕掛けにおもわずUps

放送作家の小山薫堂さんと写真家で旅人のアレックス・ムートン氏(Alex Mouton)による写真展「KYOTO KOTOKOTO TOKOTOKO」が、ライカギャラリー京都で開催される。京都を舞台に、2人の視点で捉えた作品を展示する。会期は2015年1月10日から3月29日まで。 た…

草かんむり

かねてから漢字の草かんむりが気になっていました。 茶、花、薫も草かんむりがついています。 芸術の芸の字も草かんむりに伝えると書きます。草木をながめ自然を伝えていくのが芸術なのかな。と勝手な解釈をしております。 身近な草木を大切に思うような空気…

あたりまえなことがあたりまえでなくなる日 

雪の中、静かに出番を待つ葵 ( 葵は「あふひ」と書き 「ひ=神様・大切なもの」 に 「逢う」の意) 上賀茂神社で葵祭に飾る葵を育てるようになって5年たった。父の後を引き継いだ家の葵も元気に育っている。 葵のことが気になって、心惹かれたのが始まり。…

12年目の不思議な巡り逢わせ

幸運を呼ぶ歳神様へ初詣 今年の歳徳の神様は庚の方角(西南西)にいらっしゃいます。 自宅からその方角へ初詣に行くと幸運が訪れる。 わたしの家からは松尾大社がピタリとあてはまりました。 12年ぶりの参拝です。12年前の1月1日。こちらで奉納をさせていた…

初卯神事

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおねがい申し上げます。ほんとうに寒いお正月でした。 上賀茂神社の楼門も雪化粧です。1月3日、きょうは歳があらたまって最初の卯の日にあたり、初卯神事が行われました。 お祭りにもちいられるの…