葵(あふひ)の素敵なめぐり逢い

世界文化遺産上賀茂神社で葵を育て文化を伝承する葵の講師「高瀬川薫子」の活動

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

燃灯祭(乙子の神事)上賀茂神社にて

あらら 春がきたような 二月第二の子(ね)の日の神事。平安時代に宮中の年中行事として行われていた「子の日遊び」を神事化したもので、神職一同、御阿礼(みあれ)野と呼ばれる場所にあった神館(こうだて)跡の壇に出でて小松を根引きとし、それに燃灯草…

二十四節季 雨水(うすい)

陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり庭の残り雪がとけると 蕗のとうが芽ぶいていました。まあかわいい。今年もちゃんと顔をだしてくれました。 天ぷらもいいな。刻んでお味噌に混ぜてみりんとお砂糖少々加え蕗味噌にいたしましょう。お酒のあてにい…

出光美術館 板谷波山の夢みたもの

美しいものとの出逢い 葆光彩磁草花文花瓶 板谷波山 大正6年(1917)波山のつくりだした葆光釉(ほうこうゆ) エレガントで上品。格調の高さが際立ちます。職人から芸術家へ。 発明というものが大きく人を感動させるのかもしれません。この日京都から東京に…

二十四節季 立春

春の気立つを以って也 京都では細雪の立春となりました。 今年は1月31日が朔(新月)。旧暦の1月1日となります。立春は朔に関係なく定められるため、多くの年は1日になりません。ただし約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日になる年があります(…

節分

ふるとしは 一夜へだゝる ながめとて 昨日の雪も かすむ山のは 本居宣長先生の短歌をおもいだしました。今朝 窓を開けると、山々が白く、雪かなと見間違えた景色は 霞が立ちこめていたのでした。季節も冬から春へとかわっていくのですね。 今日は冬と春の節…