葵(あふひ)の素敵なめぐり逢い

世界文化遺産上賀茂神社で葵を育て文化を伝承する葵の講師「高瀬川薫子」の活動

燃灯祭(乙子の神事)上賀茂神社にて

あらら 春がきたような

二月第二の子(ね)の日の神事。平安時代に宮中の年中行事として行われていた「子の日遊び」を神事化したもので、神職一同、御阿礼(みあれ)野と呼ばれる場所にあった神館(こうだて)跡の壇に出でて小松を根引きとし、それに燃灯草を添えて神前に奉る神事である。

燃灯草は一名玉箒草(たまほうきぐさ)という。

小さな松を根ごと曳き たまほうきぐさを添えてお供えすると 神様はあらら もしや春がきたのでは。とおもわれたのか、小雪まじりの天候の中 春のような日差しが降り注ぎました。

勘違いしてくださる神様はきっととても優しい神様なのですね。