葵(あふひ)の素敵なめぐり逢い

世界文化遺産上賀茂神社で葵を育て文化を伝承する葵の講師「高瀬川薫子」の活動

草かんむり


かねてから漢字の草かんむりが気になっていました。
茶、花、薫も草かんむりがついています。
芸術の芸の字も草かんむりに伝えると書きます。草木をながめ自然を伝えていくのが芸術なのかな。と勝手な解釈をしております。
身近な草木を大切に思うような空気感をもったかたがたとおつきあいしていくことができたらなんてすばらしいんだろう。といつか草かんむりの会などできたらいいな。と想いを温めて参りました。

1月7日。人日の節句。お食事をご一緒させていただいたかたはそれは面白い。と、即座に葎(むぐら)とおっしゃいました。さすが和歌をたしなまれるかたですね。草の総称です。草かんむりは筆を運ぶのもなかなかするすると行く。しんにょうもいい。
ですと蓮などはいかがでしょう。ほうほう。
それぞれに思う草かんむりを持ち合い話などするというのはいいね。
草かんむり。すこしづつでも楽しみながら集えれば嬉しいです。

写真は祇園花見小路の6席ほどのカウンターのお店。三葉の松(大王松)に黒豆をさしてくるりと巻いてありました。たいてい日本にあるのはニ葉の松。奇数の三葉はめずらしいんです。お願いして松の葉をお土産にいただいて帰りました。