蓋物
高橋道八作蓋物。おそらく7代。朱の色にくすみ色を使い、なんとも落ち着いた、堂々とした碗であろう。 茶道具を主に作ってきた窯元としてはめずらしい、蓋物である。
碗の蓋。このはりはそのひとの個性がでる。のびやかにはったフォルムは中にうましものがつまっていることを想わせる。
*仁阿弥 道八(にんあみ どうはち、天明3年(1783年) - 安政2年5月26日(1855年7月9日))は江戸時代後期の陶芸家。二代高橋道八のこと。現在サントリーミュージアムで展覧会がもよおされている。
右はわたしの作ったもの。「はり」について。不思議なことに何度ろくろをひいても同じところにはりがでてしまう。はり具合にも癖がでます。ひきかた、手のかたち、道具の使い方。字の癖とにているかもしれません。 あふひをモチーフに「葵文様蓋物碗」