2016-09-26 うたたね 巡り逢いの陰陽エッセイ 忘れてはうちなげかるるゆふべかな われのみ知りてすぐる月日を(新古今・恋一・1035・式子内親王) 斎王をつとめた式子内親王。わずか10歳で親元を離れ、神様におつかえした姫。 得意わざはうたたね。ひとり手枕でうたたねしてる。 恋することも想像の中。 空が夕焼けに染まる頃、おっと、忘れてはいけない。ふぅっ。深いため息をもらして、こない彼のことを思いだす時間だよ。そろそろ仕事が終わり恋人のもとへ走っていくんだよね。 想像の中の恋もなかなかつらい。月日がすぎるのもわたししかしらないんだから。